台風11号、12号、接近!!
更新日:2014-07-30
こんにちは。
梅雨が明けて湿度は少し無くなったもの、まだまだ暑さがキツイです。
そして台風接近ニュース。
台風11号、12号、日本列島に連続接近か!?
台風11号、12号が立て続けに発生しました。7月までに12個というのは、平年の7.7個を大幅に上回るハイペースです。両台風とも北上し、日本列島に接近するおそれがあります。
先に来るのは12号?
台風の号数は、発生した順に決まります。ただ、近づいて来るのは、号数の順とは限りません。今回は、あとから発生した12号が、先に日本列島へ近づきます。
台風12号は、東から張り出す太平洋高気圧に押し出されて、沖縄へ進みます。31日(木)〜1日に接近して雨や風が強まり、波は30日から高まります。
また12号は、東側に広く亜熱帯の湿った空気があるのが特徴です。九州や四国など西日本でも、雨雲が発達して、突発的に激しい雨が降る可能性は考えておく必要があります。
■最新の台風予報:http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/typhoon/
11号は九州〜関東へ接近も!
台風11号は、グアムなどのマリアナ諸島付近で発生しました。このマリアナ付近で生まれる台風に、気象関係者は敏感です。
日本から距離があるため、台風が北上する間にじっくり成長する時間があるうえ、通過場所の海水温が高く、発達しやすい環境があるためです。
11号は、日本列島に近づくのは、来週(4日〜の週)のなかば以降になりそうです。
まだ、何日頃に、どこまで接近するか、はっきりしませんが、ちょうど太平洋高気圧が東へ退くタイミングになるため、12号よりは九州〜本州に接近する可能性があります。
現時点では、日本、アメリカ、ヨーロッパの気象機関によるシミュレーションで、いずれも日本列島へ接近することが計算されています。
それ、古い情報じゃないですか?
台風接近時、とっくに勢力は落ちているのに「過去最強」と言っていたり、台風があること自体を知らなかったり、最新の情報を把握していない人は、意外と多いといつも感じます。
台風が近づいていることを、話したりSNSなどで共有することは、それを見聞きする人を災害から遠ざける可能性があるので、ぜひおこなっていただきたいのですが、すでに現状とズレた古い情報だと逆効果になりかねません。
言葉にする前に「これ、古い情報じゃないかな?」と確認して、状況が違ってきている場合は、最新情報を改めて共有していただければと思います。
2014年の梅雨明け 明けてから気をつけたい4つのこと!
西日本や東海に続き、22日(火)には関東甲信でも梅雨明けの発表がありました。
梅雨明けと聞くと、気分も浮きがちですが、今年は油断できないことが3つあります。
1.熱中症患者の急増
暑さに慣れていない梅雨明け前後の時期は、もともと熱中症患者が増えやすいタイミングですが、今年もその危険度を高めるような厳しい暑さがやってきます。
梅雨明けした地域では、連日32〜33℃前後の暑さが続き、内陸を中心に35℃前後の日が続く猛暑となる所も。
熱中症による犠牲者の多くを占める高齢者には、「熱中症に気をつけて」という一本の電話が、最悪の事態を回避することにつながるかもしれません。遠くの家族・親戚、近所のお知り合いなど、梅雨明けのタイミングでひと声かけてみてはいかがでしょうか。
口にすることで、自分の熱中症への意識もいっそう高まるはずです。
2.急な激しい雨や雷雨
真夏を連れてくる梅雨明け直後の太平洋高気圧は、全力疾走型と、休み休み型があります。
今年は後者。28日(月)からの週は、高気圧がいったん手を抜く形になって、梅雨明けした地域でも、急な激しい雨や雷雨をもたらす雨雲が、あちこちで発生しそうな気配。24日(木)〜27日(日)も、狭い範囲ですが、突発的な激しい雨に油断できません。
ちなみに、もしこの雨が降らなければ、気温は下がらず、いっそう暑さが酷になり、熱中症にさらに気をつけなくてはいけなくなります。
3.台風の北上
北上中の台風10号は、沖縄の石垣島など先島諸島に、23日(水)にかけて接近。
10号のあとにも、7月中に日本のはるか南海上で、新たな台風の発生が予測され、コースや勢力などまだ何とも言えませんが、これも北上する可能性があります。
4.家財整理
「猛暑」「冷夏」と、ひと言でまとめてしまいがちな夏ですが、どんな夏でも天気・気温に必ず波があります。
梅雨明け直後の空のイメージだけで今夏の天候を決めつけず、日々予報を確認して、気象リスクに対応していただければと思います。